戦後のパリ、1 区の静かな通りに、たからは扉を開きました。日本がまだ遠かった時代、パリで最初期の日本料理店の一つです。
数十年を経て、オペラ地区はパリにおける日本の心臓部となりました。たからはその最古参として、静かに時代を見つめてきました。
華美ではなく、まっすぐな日本料理。毎朝市場で選ぶ魚、丁寧に炊いたご飯、パリの冬を温める鍋。季節が決め、手がそれに従います。
「スターの食堂」と呼ばれることもございますが、私たちはこう申し上げたい――一食のひとときだけ、パリを忘れて日本に帰りたい、そんな皆さまのための場所だと。
オペラ座とパレ・ロワイヤルからすぐ、静かな通りに ― パリのなかの日本。